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【全男必見】池波正太郎「男の作法」【書評】

2020年7月3日


・池波正太郎さんの男の作法ってどんな本だろう

・大人でかっこいい男になりたい


今回はこういった疑問に答えます。

先日、友人に勧められて池波正太郎さんの「男の作法」という本を読みました。


こちらの本では、「男はどう生きるべきか」というテーマについて食事の作法だったり、思想などを著者の考えが書かれています。

まだ20代の自分ですが、ぼんやりと「大人な自分」になりたい気持ちがあり、大人な人の本を読むのが早いんじゃないかと思い読みました。


池波正太郎さんは、戦後を代表する時代小説家であり、代表作に「鬼平犯科帳」、「剣客商売」などが挙げられます。

僕はこれらの本を読んだことはないのですが、池波さんの価値観や文体が人生の先輩としてとてもカッコよく、参考できる点が多くあったので、特に自分の心に響いたものを紹介します。


余裕を持って生きる


時間に余裕を持って生きることが重要だと述べています。

あらゆることに余裕を持つことで余分な時間が生まれ、その結果人生の余裕を作ることができるからです。


「余裕をもって生きるということは、時間の余裕を絶えず作っておくということに他ならない。一日の流れ、ひと月の流れ、一年の流れを前もって考え、自分に合わせてわかっていることはすべて予定を書き入れて余分な時間を生み出す、、そうすることがつまり人生の余裕を作るんだよ。」

男の作法より

このように池波さんは、予定を全て書き出して把握し、そこから余分な時間を生み出すようにしているとのことです。

確かに、自分の予定を把握していないと、「そういえばあれもやらなきゃだった」となって時間に終われてしまい、男としての余裕も生まれなくなってしまいます。


生まれた余分な時間で新しい興味のあることや、自分磨きをできるはずです。

僕もこの教えを参考に、生まれた時間でブログを書くようにしています。


なので、予定を書き出して把握し、時間の余分を生むことが重要だということです。


女性は気の回る人を選ぶ


結婚する女性は、ほかのことにも気が回る人かどうかを見極めることが大切だということです。

池波さんいわく、そもそも女性は結局自己本位の考え方、生き方が強い人が多いそうです。そして、そういう周りに気を配れない女性といると自分の「運」まで下がってしまうからだとのこと。


例えば、

・本屋さんで汚い手で平気で立ち読みする。

・劇場でぺちゃくちゃと喋る

など、そういうところでその女性の本質を見極められます。


女性のほうが「自己本位が強い」なんて言うといろんな人から叩かれそうですし、実際どうかは僕にはわかりませんが、気の回る女性というのはとても魅力的だと思います。

これから一生共にすると考えると、相手が自己中心的な人だととても疲れてしまいます。


これは女性だけでなく自分もそうですが、自分のことだけ考えるのではなく、周りを考えられる女性を選ぶことが大切だということです。


人間は死ぬということを意識する


最後は、「人はいつか死ぬ」ということを常に意識することです。

なぜなら、「死」を意識することで時間は有限であることも意識でき、目の前のことに集中して行えるからです。

この考えは、池波さんが最も重要としている部分であり、僕にも一番心に響いた意見でした。


「男はなんで自分を磨くか。基本はさっき言った通り、「人間は死ぬ。。。」というこの簡明な事案をできるだけ若いころから意識することにある。もうそのことに尽きると言ってもいい。自分の人生が有限のものであり、残りはどれだけあるか、そう思えばどんなことに対しても自ずから目の色が変わってくる。

男の作法より

おそらく、ほとんどの人は「死」ということをそんなに意識してないんじゃないでしょうか。少なくとも僕は全くしていませんでした。

しかし、実際にいつかは死ぬと考えてみると、こうして暮らしていることは永遠ではなく、時間は有限であることが痛いほど感じられます。

残りの人生があとどれくらいかと意識すると、土日にだらだら過ごすことがとてももったいないと感じるようになりました。


「いつかは死んでしまうんだから、今やりたいこと・やれることをやらなければ」


死を意識することで、そう思えるはずです。


まとめ

今回は、「男の作法」を紹介しました。

「いつかは死ぬ」という意識をもつだけで、普段の生活の仕方がガラリと変わるので、ぜひ試してほしいです。


また本記事で紹介した内容以外にも、男に対する多くの参考になる考えが書かれており、勉強になるので気になる方は読んでみてください。

それではありがとうございました。


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